3/14/2009

プー・パッポンカリー かに玉カレー


<材料(2人分)>

  • 渡り蟹(または他の蟹で代用) よく洗ってぶつ切り 1匹 
  • 玉ねぎ 粗くスライス 大1/4個(または中1/2個)
  • セロリ  ぶつ切り 主に葉の方1本弱 
  • 万能ねぎ 5cm程度にぶつ切り 4本 (彩りのため、なくても可)
  • にんにく  粗くみじん切り 4片 
  • パクチー ぶつ切り 2~3本(ひとつまみ)
  • 卵 (L)3個
  • ココナッツクリーム  1/2カップ
  • チキンストック 1カップ
  • シイウカウまたは薄口しょうゆ 大1
  • オイスターソース 大1
  • ナムプリックパオ 大1
  • 砂糖 大1弱
  • 市販のカレー粉(またはターメリック+ガラムマサラ) 大1
    白こしょう少々
  • 好みでレッドチリ― 輪切り 1本 
<つくりかた>


  1. 材料をすべて切っておく
  2. 卵をボールに割ってまぜおく
  3. フライパンに多めの油をいれて強火にかける。
  4. にんにく→かに(殻ごと)→玉ねぎの順に足し入れて炒める。(玉ねぎがしんなりしないうちに)
  5. ココナッツミルク+チキンストックを入れ、煮立たせる。
  6. そこへ全ての調味料を入れまぜる。
  7. 溶き卵をくわえて箸で手早くまぜる。
  8. セロリ、万能ねぎを入れ、さっと炒める。(セロリのさくさくした食感がなくならない程度に)チリ―を入れたい場合はここで足す。
  9. パクチーをまぶして出来上がり。

<コツ>

♪ 玉ねぎやセロリなど野菜類は、歯ごたえが少し残る程度で良い。

♪ かにの香りとふわふわの卵が美味しいディナーの一品にも白米と一緒に食べるランチにもいける料理。

3/12/2009

トム・ヤム・グン 海老のスパイシースープ


<材料>
  • 鶏がらスープ(自家製だとなお良い) 300cc
  • 海老(有頭海老が好ましいが、キングプローンでもOK) 大2尾(中6尾)
  • マッシュルーム 縦に半分 4個~6個
  • バイマクルート(こぶみかんの葉)
  • 乾燥カー(ガランガル) 3片
  • 鳥の目とうがらし 2~4個
  • レモングラス 4つに切る 1本
  • ナムプラー
  • ライム 1個
  • 砂糖 少々
  • パクチー 飾り用。みじん切り

<つくりかた>




  1. 鶏がらスープを熱し沸騰させたところへ、マッシュルームと海老を入れる
  2. 1に火が通ったらハーブ類(こぶみかんの葉、ガランガル、とうがらし、レモングラス)を入れる
  3. ナムプラーと砂糖を加え、最後にライムを加える。
  4. 火から下ろし、パクチーを飾って出来上がり。

<コツ>

♪ このスープは、辛くてすっぱくてしょっぱい、というタイ料理のもっとも典型的な味なので、味見をしながら、しっかりとした味付けになるようにする。

♪ 辛さは唐辛子の量で調節できるので、場合によっては入れないことも可能。

カオ・パッド  タイ炒飯


<材料(2人分) >
  • ご飯    冷ましておく  2膳分
  • 鶏肉  小さ目の賽の目切り 50g~100g
  • 玉ねぎ  厚めにスライス  小1/2個 または 大1/4個
  • にんにく  包丁の裏でつぶす  1片  
  • トマト  乱切り 1/4個  
  • チンゲン菜などの青菜(タイではパッカナーという青菜)  乱切り ひとつかみ
  • 卵  1個
  • パクチーの葉   みじん切り 少々
  • 万能ねぎ  飾り用 4cmくらいに切る 数本  
  • ナムプラー  大さじ1強
  • 濃口醤油  大さじ2  
  • 砂糖  少々~大さじ1(好みで)


<つくりかた>




  1. 大目の油をフライパンに入れ中火で熱し、にんにくを加え、香りが立ちはじめたら鶏肉を加え、炒める。
  2. 鶏肉にある程度火が通ったら、端に寄せて、玉ねぎとトマトを加え炒める。
  3. さらに醤油、ナムプラー、砂糖を加え、和える。
  4. ご飯を加えてさらに炒める
  5. 青菜を加えてさらに炒める
  6. ご飯と具をなべの端に寄せて、卵を空いたスペースに割りいれ、「卵焼き」をつくる。
  7. 卵が焼けてきたら、ご飯と混ぜる。
  8. 皿に盛り、ライムとキュウリと万能ねぎを添えて出来上がり。

<コツ>

♪ あまり卵が細かくならない方がおいしい。

♪ 中華炒飯と違うのは、結構水っぽく味が濃いこと。そういう意味では、あまり美食ではない。忙しいといの昼食か、空腹な夜食にフライパンひとつでできる簡単メシ。

トーッド・マン・プラー 白身魚のスパイシーさつま揚げ


<材料>

タラ(そのほか白身の魚) 300g フードプロセッサーでつぶす
レッドカレーペースト(グリーンカレーペーストでも可) 30g
卵 1個
バイマクルーッ(こぶみかんの葉) 6枚 細く千切り
インゲン 10本 小さく輪切り

<作り方>
1)タラの皮をそぎ、フードプロセッサーにかける。
2)1)をボールに移し、そこへカレーペーストを入れて、まんべんなくかきまぜ、さらに残りの材料をすべて加えてよく和える。
3)油を熱し、2)を一口大に丸めて揚げる。

<コツ>
ステンレスのれんげなどを使って丸めると計量もできて簡単。


ポーピヤットーッ 揚げ春巻き


<材料(2人分)>

  • 春巻きの皮 大10枚  4当分

(春巻きの具)

  • 春雨  100g 水でもどす
  • 豚挽き肉  100g
  • キャベツ  千切り 100g
  • 乾燥えび  大匙1
  • 木耳  千切り 5個  
  • ニンニク  みじん切り 1片
  • ナムプラー  大さじ1強
  • オイスターソース  大さじ1強
  • 三温糖  少々
  • こしょう  少々
  • ごま油  適宜

(つけだれ)

  • 砂糖 大さじ1
  • 水 大さじ1
  • 酢  小さじ1
  • にんにく  みじん切り 1片
  • 鷹の爪  輪切り 2本分

<つくりかた>




  1. 中華鍋でニンニクを焦がさない様に炒め、豚挽き肉を入れて炒める。
  2. 豚肉に7割方火が通ったら、しいたけ、キャベツを加えてしんなりするまで炒める。
  3. 春雨と乾燥えびを加え、和える様にして炒め、ナムプラー、オイスターソースを入れ、砂糖とこしょうで味を調え、最後にごま油を少したらして香りを付ける。よく和えたら冷ましておく。
  4. 春巻きの皮に具をくるみ、揚げる。

(つけだれ)

  1. 砂糖水を加熱し、酢を加えてよく混ぜる。
  2. ニンニクを加える。

<コツ>



♪ つけだれを作るときは、鍋を使うと後で片付けが大変なので、電子レンジを使うといい。または、市販の「スイートチリソース」を使ってしまうのもテ。

♪ タイの春巻きは、中華料理のように、具がジューシーではない。皮のぱりぱり感を甘酸っぱいたれにつけてスナックぽく食べる。

3/11/2009

ナム・トック・ムー 焼き豚のスパイシーミントサラダ


<材料(2人分)>

  • 豚肩ロース塊Or豚ののネックロース(脂が多いほうが良い)  一口大にそぎ切り 200g

  • 豚Or鶏ガラスープ  小ぶりの鍋に高さ5mmくらいの量

  • 粉とうがらし 大さじ1 かそれ以下
  • カウクア  (もち米Or日本米をフライパンで炒って、粗くつぶしたもの。 ) 大さじ1 
  • ナムプラー  小さじ2
  • ライム  しぼる  大さじ1強(1/2個分)
  • パクチーの葉  みじん切り 大匙1
  • ミントの葉 みじん切り  大匙1
  • シャロット 薄くスライス 大匙2(2~4個分)
<つくりかた>


  1. カウクアを作る。小さめのフライパンを強火で熱し、十分熱くなってから、米粒をいれて炒る。焦げ目がついたらすぐに火からおろす。(焦げ目がつき始めると加速度的に焦げるので気をつける)

  2. 豚肉を塊のまま強火で網焼き、もしくはグリルで焼き、焦げめを付ける。中は半焼けでよい。グリルから取り出し、焼豚と同じ要領で薄切りにする。より簡単な方法は、、一口大に切った豚肉を、強火で熱したフライパンに入れ、手早く両面に焦げ目をつけていったん取り出す。

  3. 小さめの鍋にスープをいれ中火で沸騰させ、2の豚肉を加え、スープとあえながら、火を通す。

  4. 肉に火が通ったら、火から下ろし、ナムプラー、ライム、唐辛子、カウクアを加え、和える。
  5. 香味野菜のみじん切りを最後に和えて器に盛る。


<コツ>


♪ これはイサーン(タイの東北地方)の料理で、蒸したもち米やソムタムと一緒に食べる。辛さは、唐辛子の量で調節。上記の量で大匙1はかなり辛いので要注意。タイではふつう、注文してからその場で作ってくれるので、辛さも好みに調節可能、また出来立てはとても美味しい。

♪ 水っぽくなるのでスープを入れすぎないこと。スライスした豚肉を片面づつ火を通すつもりで、かといってなべ底に肉が焦げ付かない程度の量を入れる。豚肉の代わりに牛バラや豚のミンチでもOK。作りおきしたコー・ムー・ヤーンを使ってもおいしい。

3/10/2009

パット・カシュナッ 鶏とカシューナッツ炒め



<材料(2人分)>


  • 鶏モモ  一口大に切る  200g
  • カシューナッツ  1つかみ
  • 赤パプリカOr赤ピーマン  一口大に切る 半分
  • 長ねぎOrリーク  3cmの長さに斜めに切る  1本(切った状態でひとつかみ分)
  • にんにく  みじん切り  1片
  • オイスターソース  大1
  • 濃口醤油  大1
  • ナムターンピーッ (または三温糖)  少々

<つくりかた>


  1. ライパンに油をしき、カシューナッツを中火で炒め、焦げ目を少しつけたらいったん取り出す。
  2. 同じフライパンに(必要なら少し油を足して)、ねぎと赤パプリカを中火で、特にねぎに焦げ目をつけながら、表面がやわらかくなるまでいためる。いったん取り出す。
  3. 同じフライパンに油を多めに足し、熱したところに、にんにくを炒めて香りを出し、鶏肉を揚げるように強めに炒め、火を通す。 (必要なら後半は火を小さくしてふたをして蒸し焼きにする)
  4. 3に1・2を加えて、さらにしょうゆ、三温糖、オイスターソースで味を整えてできあがり。

トム・カー・ガイ 鶏のココナッツスープ

<材料>

  • 鶏がらスープ 100cc
  • ココナッツミルク 300cc
  • 鶏肉 100g
  • ふくろたけ(代用でマッシュルームなどのきのこ類) 100cc
  • レモングラス 2本
  • こぶみかんの葉 2枚
  • ガランガル 2片
  • ライム 1個
  • 砂糖 小1
  • 塩 小1
  • ナムプラー 大2
  • 鳥の目とうがらし 2~3個

<つくりかた>

  1. 鶏がらスープに、レモングラス、こぶみかんの葉、ガランガルを入れて、沸騰させる
  2. 調味料(砂糖、塩、ナムプラー)を全て入れ、ライムを入れる
  3. 鶏肉、マッシュルームを加え、ふたをして蒸し茹でにして、鶏肉に8割がた火を通す。(約10分ほど)
  4. 3にココナッツミルクと鳥の目とうがらしを加えて、沸騰直前で止め、できあがり。

パッタイ 甘くてこってり・タイの焼ビーフン

<材料>
  • 乾燥米麺(平たく、幅が0.5cmくらいのもの) 乾燥状態で200g
  • 油  好みによって大匙4~8
  • にんにく みじん切り 大匙1=2、3片ほど
  • エシャロット みじん切り 大匙1=2個ほど
  • たかのつめ  みじん切り
  • 海老 8尾 (そのほか、豚肉やイカなど好きな具と代えても良い)
  • 卵 割ってかき混ぜる 3個
  • ピーナッツ みじん切り 一掴み=100ccほど
  • もやし 洗って水を切る 二掴み
  • チャイブOrあさつきOrニラ 5cmくらいにきる 20本ほど
  • パクチー(香草) 乱切り 一掴み
  • ナムプラー(魚醤)  大匙4~5 (好みで)
  • 砂糖  大匙2~4 (好みで)
  • タマリンド果汁  大匙 4


<作り方>


下ごしらえをする。

  1. 米麺をボールにいれ熱湯で戻す

  2. ペースト状のタマリンドを湯で溶かす

  3. 野菜(にんにく、エシャロット、たかのつめ、ピーナッツ、チャイブ)を切る

  4. 卵をわってかきまぜる


本料理


  1. フライパンを熱し、にんにく、エシャロット、たかのつめを焦げないように炒め香りを出す

  2. 米麺を加え、炒めたあと、いったん引き上げる

  3. 同じフライパンに(必要なら油を足す)、海老など具に火を通す

  4. 同じフライパンにとき卵をいれ、薄く延ばす。

  5. 卵が固まってきたら、麺を戻しいれ、卵と具を混ぜ込みながら炒める。そこへもやしの半量、ピーナッツ、チャイブを加える

  6. 味付け:ナンプラー、砂糖、タマリンド果汁を加え和える

  7. 皿に盛り付け、残りの(生の)もやし、パクチーを飾ってできあがり


<コツ>



♪ 子供用に・・・・たかのつめを油にくわえないで、出来上がったあとに、各自チリパウダーや一味などを加える。



♪ 油と砂糖の量を調節・・・タイでは、砂糖と油を大量に入れて、かなりまったりとした味に仕上げるが、量を調節すれば、ヘルシーに仕上がる。







パック・パット・ルアミット  タイ風八宝菜


<材料(2人分)>
  • きくらげ  (熱湯でもどす)5枚
  • にんにく  みじん切り または包丁で潰す 1片
  • 青菜(チンゲンサイなど) 4cmくらいに切る  4枚  
  • にんじん  短冊切り 1/4本  
  • ブロッコリー  火が通りやすいように茎ごとスライス 4~5片 
  • ベビーコーン    たてに二等分 3~5本
  • さやえんどう  へたとすじをとる   10枚
  • いんげん 4cmくらいに切る 10本
  • 鶏がらスープ  50cc
  • オイスターソース  大さじ4 
  • 薄口醤油  大さじ1
  • 濃口醤油 小さじ1
  • 白こしょう  適宜
  • 三温糖 少々(好みで)  




<つくりかた>





  1. 野菜はすべて切っておく。木耳は湯で戻す。
  2. フライパンで油を熱し、ニンニクをいれて焦げないように炒める。
  3. 野菜をすべて入れ、中火で炒める
  4. 油が絡んできたら、鶏がらスープをいれて、中火で野菜全体に火を通す。
  5. 最後に調味料を加えて味を調える。

<コツ>



♪ 中華料理の八宝菜に似ているが、タイの野菜炒めは鶏がらスープを加えるためそれよりも汁気が多く仕上がる。皿の底のほうにたまった汁も、残さず白米にかけて食べるのがタイ流。

♪ かなり味が濃いが、胡椒以外はスパイスが入っていないので子供向きでもある。

♪ 野菜はどんなものでも良いので、ありあわせのものが使える。



ガッパオ・ヌア 肉とバジルの炒めもの


<材料 2人分>
  • 牛焼き肉用または豚もも肉 200g
  • 炒め油 適量
  • ホーリーバジル(またはスイートバジル) たっぷり1つかみ
  • にんにく  みじん切り(またはつぶす) 1個
  • プリッキーヌー(鳥の目とうがらし。なければ鷹の爪で代用)  つぶす(/みじん切り) 2-4個(/2-3本分)
  • ラーク・パクチー(根) 3cmに切る 1こ (なければ省略してもOK)
  • ナムプラー 適量
  • オイスターソース 大さじ1
  • 砂糖 少々

<つくりかた>

  1. 野菜を切る (にんにく、とうがらし、パクチーの根)
  2. 中火で油を熱し、にんにく、とうがらしを入れて焦げないように香りを出す
  3. 肉をいれ(牛肉の場合は火が通り過ぎないように)火を通す
  4. パクチーの根、ナンプラーオイスターソース、砂糖を加える
  5. 最後にバジルを加え、軽く和えてできあがり

<コツ>

♪ 白米を炊いて、一緒に食べるのがベストな食べ方!

ヤムウンセン 春雨のピリ辛サラダ


<材料(2人分)>
  • 春雨 熱湯でもどす 40g
  • きくらげ 熱湯でもどす 10-15個
  • 豚挽き肉 100g
  • えび(or乾燥えび) 4尾(or15匹) 生のえびの場合は、頭を殻、尾、背わたをとって茹でておく。
  • 赤玉ねぎ(なければ普通のたまねぎ) 薄くスライスして水にさらしておく 1/8個
  • セロリの葉 みじん切り ひとつかみ
  • ニンニク みじん切りまたはつぶす 1片
  • プリックキーヌー(鳥の目唐辛子のこと。なければ鷹の爪など唐辛子類) つぶす(/輪切り) 4-5個(/5-10本分)
  • ライム しぼる 大さじ1(約半分)
  • ナムプラー 適宜
  • 砂糖 小さじ1
  • パクチー みじん切り ひとつかみ
  • サラダ菜(orレタス) 飾り用 1-2枚


<つくりかた>


  1. 中サイズのなべ(フライパンよりも、なべのほうが扱いやすい)に油を熱し、ひき肉を入れ、ナムプラーをたっぷりと入れ、水分が飛ぶまで炒める。
  2. ひき肉に火が通ったら、水を切った春雨と木耳、えびを入れて和える。和えたらボールに移し替えて冷ましておく。
  3. 2に玉ねぎ、セロリ、パクチーを加え、和える。
  4. 3にライム汁、ナムプラー、ニンニク、プリッキーヌー(/鷹の爪)、三温糖を加え、味を調える
  5. サラダ菜の上に盛る。



<コツ>

♪ この料理で重要なのは、しょっぱさ、酸っぱさ、辛さのバランス。辛さは、鷹の爪の量で調節し、しょっぱさはナムプラーで調節する。ナムプラーが少ないと味全体がぼけるので、ボールで和えるときに味見をしながら加えていく。

♪ ベジタリアンの場合は、ひき肉を、ベジタリアン用のひき肉様大豆淡白に代えると良い。

♪ この料理はそもそも辛いのが売りなので、子供には向かないが、唐辛子を各自で和えるようにすれば、子供も食べられる。鳥の目とうがらしを使ったほうが、本場の味になる。

ヤム・カイ・ダーウ ”親子”和えスパイシーサラダ


<材料(2人分)>
  • 卵 目玉焼きをつくる。  2個
  • 鶏ひき肉(または豚ひき肉)  150g 
  • 鶏がらスープ 50cc(またはひき肉がひたる程度の量)
  • にんにく  おろすかみじん切り  1片
  • 赤たまねぎ(なければ普通のたまねぎ)  薄くスライスして水にさらす   1/4個
  • セロリ 葉の部分(やわらかいものなら茎もOK) みじん切り 1/2本分
  • パクチーの葉と茎  みじん切り 3枝分
  • ナムプラー   大さじ1
  • ライム   しぼる  大さじ1(1/2個分)
  • 鳥の目唐辛子(なければ粉とうがらし)  2-4個(粉なら小さじ1-2程度)
  • 三温糖  小さじ1


<つくりかた>

  1. たまねき、セロリ、パクチーを切る
  2. 鶏がらスープを熱し、ひき肉を入れて火が通るまでほぐしながら炒る。
  3. 卵を目玉焼きにする。(油を多めにしき、両面を焼く。)焼けたら、一口サイズにぶつ切りにしておく。
  4. ボールに、にんにくをすりおろす。そこに、ナムプラー、ライム果汁、粉とうがらし(プリックキーヌー)、三温糖をいれ和える。
  5. 4に、2と3を入れ、最後に玉ねぎ、セロリ、パクチーを加えてよく和え、できあがり。

<コツ>



♪ 親子丼ならぬ、親子和え。タイ風の目玉焼きと鶏ひきで作る和えものは、ご飯にのせて食べれば、ちょうどよいお昼ごはんになる。

♪目玉焼きは、蒸し焼きにしないで、たっぷりの油を熱して、蓋をあけたまま揚げるように両面を焼くのがタイ式。
♪ 子供用には、唐辛子を他の材料と一緒に和えずに、食べる際に和えると良い。

3/08/2009

クン・オップ・ウンセン・モーディン 春雨とえびの土鍋蒸し


<材料(2人分)>

  • 春雨 水でもどす(5分) 乾燥状態で150g程度
  • 大きめの海老 または 蟹  殻ごと4匹 (海老は有頭のほうが好ましい。その場合、わたを抜いて縦に二等分する。)
  • ベーコン 2枚 (脂身が多いほうがよい)
  • にんにく みじん切り 大匙1
  • しょうが 皮を剥きみじん切り 大匙1.5
  • パクチーの根  2本
  • パクチーの葉と茎 みじん切り ひとつかみ 
  • 白こしょう 大さじ1/2
  • 万能ねぎ または 細めのねぎ 4cmくらいに切る 1本
  • 濃口しょうゆ 大さじ3
  • バター 小さじ1
★スープ
  • 鶏がらスープ 2カップ
  • オイスターソース 大さじ2
  • 濃口しょうゆ 大さじ2
  • ごま油 大さじ1/2
  • ブランデー(ウイスキーやラム酒などでもOK) 少々
  • 砂糖 少々

<つくりかた>

  1. ★スープを作る。★の材料をすべて鍋にいれて火に掛け煮立たせ、5分ほど煮込み、冷ます。その間に、春雨を水で戻しておく。また、野菜類を切っておく。
  2. 土鍋にベーコンを敷き、えびOrかに→パクチーの根→しょうが・にんにく・こしょう入れる
  3. その上から水で戻した春雨をいれ、その上にバター、醤油、★スープをかける
  4. 蓋をして中火で煮立たせ、さらに弱火にして蓋をしたまま5分ほど蒸す
  5. いったん蓋をあけて中をよくかきまぜ、パクチーの葉、万能ねぎを上にのせて再び蓋をして1,2分で出来上がり。

<コ ツ>

♪ 春雨の量で味の濃さが調節できる。だしを煮すぎると味が濃くなる。えびは煮すぎて少々堅くなるが、春雨にだしと香りをうつすことがメインなのでマイペンラーイ。

♪ 海老をかにの足に代えてもGood


♪ この料理は材料さえ揃えば、土鍋に放りこむだけで簡単にできて失敗が少ない上に、ディナーの一品として最適。味がかなり濃いので白米と一緒に食べるのが美味。


♪ 唐辛子は入っていないが、胡椒の量が多いので、結構スパイシーな味。子供向きではない。


※この料理のレシピはASIA BOOKS『タイ料理』を元にしています

3/07/2009

ヤム・ソムオー グレープフルーツと鶏ささみのサラダ


<材料>
  • グレープフルーツ 皮と薄皮をむき、手でほぐす 大1個分
  • キングプローン 熱湯でゆでる 10尾
  • 鶏むね肉 熱湯でゆでる 200g
  • ライム しぼる  1個
  • ナムプラー 大1
  • 砂糖 大1
  • 乾燥ココナツ 大2
  • ココナツクリーム 50cc
  • 干し海老 みじん切り 大1
  • あさつきOrチャイブ(飾り用) みじん切り 5本分

<つくりかた>

  1. グレーフルーツを下ごしらえし、ボールに入れておく。
  2. 海老と鶏肉をゆで、鶏肉は一口大に切っておいておく
  3. ボールに、ライム、ナムプラーを入れ、かき混ぜてドレッシングを作る。
  4. ドレッシングの中に海老、鶏肉、乾燥ココナツ、ココナツクリーム、最後にグレープフルーツをいれ和える。
  5. 最後に乾燥海老とチャイブをまぶしてできあがり。
※ 上記のレシピはASIABOOKS『タイ料理』を参考にしています。

ソムタム・タイ  青いパパイヤの激辛サラダ


<材料(2人分) >
  • 熟していない青いパパイヤ(ない場合は、人参で代用)  皮をむき、千切り(長めに切る) たっぷりひとつかみ(ニンジンなら1.5本分)  
  • インゲン  3cm位に手で折る  3本  
  • ミニトマト  へたをとって半分に切る  3個
  • プリッキーヌー(ない場合は鷹の爪輪切り)  4個(3-4本分)  ※プリッキーヌーは5個以上入れるとかなり辛いので好みで調節する。
  • 乾燥桜海老  15-20匹
  • ピーナッツ(できれば無塩) 軽く炒って焦げ目をつける  20粒  
  • にんにく  つぶすか、すりおろす  2片
  • ナムプラー  大さじ2
  • ライム  しぼる 1/2個(大さじ1強)
  • ナムターンピーップ(or三温糖)  小さじ1

<つくりかた>

  1. 野菜(パパイヤOrニンジン、インゲン、トマト、にんにく)は切っておく。ピーナッツは炒っておく。
  2. 深めのすり鉢に、にんにく、さらにピーナッツを入れ、粗く砕く。そこに乾燥えび、とうがらしを加え、すりこぎでつぶしながら和える。
  3. インゲン・ミニトマトも加えてつぶし、ナムプラー、ライム、ナムターンピーッ(三温糖)を加えてすりこぎとスプーンを使って和える。
  4. 最後にパパイヤ(or人参)を加えて和える。
  5. キャベツ、インゲンを添えてできあがり。

<コツ>

♪ 「ソムタム」は潰した沢ガニを入れる、香りの強いイサーン(タイの東北料理)料理。ここで紹介した「ソムタム・タイ」はカニを入れないので匂いもマイルドでえびとナッツの香ばしさが増す。

♪ もちごめ、ガイ・ヤーン(ヤキトリ)、ムー・ヤーン(焼き豚)などと一緒に食べるのが定番。

♪ パパイヤの代わりに人参を使えば身近な素材で簡単につくれる。 左右の手にスプーンとすりこぎをもち上手く使って、調味料をパパイヤ(orニンジン)にかけながら和える。好みで、糖分を多くしてもOK。

3/01/2009

タイ料理に欠かせない材料-ハーブ編

タイ料理といえば「とにかく辛い」というイメージがありますが、一番の特徴は「生のハーブを大量に使うこと」。必ずしも辛いばかりではなく、生のハーブ類の強い香りの絶妙なミックス具合が、タイ料理の味を大きく左右します。タイでは、簡単に(私のホストファミリーなら庭から!)手に入るものですが、タイ以外に住んでいる場合は、なかなか手に入りにくいこともあり・・・。そこで解決策。
  1. プランターを使って自分で育てる!(パクチーやバジルなどは意外と簡単に育ちます。)
  2. 輸入された乾燥品を使う(これは結構日持ちもするし便利。)
  3. 代用品を使う(似た食材を使ったり、使用を省略することも)
タイ料理の味の決め手は新鮮な食材にあるので、たとえ乾燥品や代用品をつかっても、自家製なら、格段に美味しい本格的一皿ができるはず。

では実際にタイ料理でよく使われるハーブとはどんなものがあるかというと・・・
  • パクチー =香草 (根も使うことがあるので、根付だとなお良いです。)
  • トンホーム=ネギ
  • サラネー =ミントの葉(ミントも植木鉢で簡単に育てられるハーブです)
  • ホーム・レック =シャロット (赤玉ねぎでも代用できるが、やはり香りや辛みが異なるのでシャロットを探してください)
  • プリックキーヌー =鳥の目とうがらし (ほかの唐辛子で代用もできるが、プリックキーヌーには独特の辛味があるので、なるべくがんばって見つけてください。冷凍保存可。)
  • ホーラッパー =スイートバジル
  • ガッパオ =ホーリーバジル
  • メンラック =レモンバジル
  • タッカーイ=レモングラス (冷蔵庫でかなり長いこと保存可能。冷凍保存も可)
  • バイ・マクルート =こぶみかんの葉 (冷凍保存できる)
  • カー=ガランガル(生姜のようなもの。生や乾燥したものが売っている。冷凍保存できる。ない場合は生姜で代用)
  • マナーオ =ライム(レモンだと香りがまったく違うので代用できません)

タイ料理に欠かせない材料-道具編

調理器具は、タイ料理でほぼ必ず使われる石臼があると良いが、重いし、ガンガン打ち付けると近所迷惑になる、という家もあると思うので、以下は日本の台所ならではの代用品。

・すりがねでおろす
・すり鉢でする
・包丁で潰す
・フードプロセッサー(ただしタイ料理は、たくさんの種類の食材を少量づつ使うことが多いので、フードプロセッサーはやや使いづらい)

また、タイ料理に多い炒め物や揚げ物には、中華なべがあると本格的だが、これもキッチンが油っぽくなって嫌、重い、という方には

・テフロンフライパン

で十分足ります。ただし火力については強いければ強いほうが便利です。

タイ料理によく登場する和え物には、

・小ぶりのソースパン(取っ手がひとつついている鍋)が最適。

スープやカレー類、蒸ものに便利なのが

・ルクルーゼなどのキャストアイロンの鍋
・日本の土鍋(小・中型)

タイの焼き豚、ヤキトリ系も、炭火で網焼するのが基本でですが、BBQ台も七輪もない!という場合は

・フライパン
・オーブン
・魚焼グリル

で代用できます。
その他、菜箸、お玉、フライ返しなど調理道具は、あるもので充分間に合います。

食べる時には、タイでは、右手にスプーン(またはレンゲ)、左手にフォークが正式な食べ方(?)なので、それらを添えて出します。スープ用にステンレスのれんげ、麺には竹製の先が四角い中国箸があるとさらに食卓のタイっぽさが倍増!また、一般家庭では、テーブルではなく、床に敷物を敷いて、床に座って食べるので、これも実践すれば完全にタイの食卓に!


タイ料理に欠かせない材料-調味料編

あらかじめ買い揃えておいたほうがよさそうなタイ料理によく使われる調味料・乾物は以下のとおりです。


ナムプラー =魚醤 (「天秤印」のものが香りがよく、美味しい)
ナンマンホイ =オイスターソース
ナンマンガー =ごま油
シイウダム =濃口醤油 (和食に使うものでOK)
シイウカウ =薄口醤油 (和食に使うものでOK)
プリックタイ =胡椒粒(白・黒両方。ペッパーミルも常備するとよい。なければすでに砕いてある市販の白・黒こしょう。)
プリック =粉唐辛子、鷹の爪 
ココナッツミルク(缶詰や紙パックで売っている)
グンヘーン =乾燥桜海老(香りで使うので良質のものがよい)
ガピ =海老のミソ 
ナムプリックパオ  =辛いミソ(瓶詰めで売っている)
ナムターンピープ =椰子糖(なければ三温糖など砂糖でよい。このレシピでは砂糖としている)
ボイカッ=スターアニス =八角
ウンセン =緑豆春雨
クイッティアウ =米麺 (乾燥麺でいろいろな太さがある。)
ヘットフヌ =木耳(乾燥でOK)
ナッツ=ピーナッツ(できれば無塩)、カシューナッツ
マカーム=タマリンド(濃縮タマリンドペーストなどが売っている)

筆者プロフィール







学生時代にタイに一年あまり文化人類学調査のため留学していました。見ず知らずの外国の学生=私を快く受け入れてくれたタイ人ホストファミリーは、バンコクの運河沿いの家に住み、ボートを自在に操って生活する農業一家。若くて美人で農作業をちゃっちゃとこなす素敵なお母さん(写真参照↑)にとてもお世話になりました。毎日、庭から生のハーブや野菜を取ってきては石の臼でついて手料理をご馳走してくれた彼女は今頃元気かな・・・。彼女に教わったレシピを中心に、家で簡単にできる本格(!)タイ料理を、ちょっとづつUPしていきます。